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火花最終回ネタバレ!原作の結末とドラマ最終話(10話)の結末は違う?

こんにちはマサパンです♪
(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪
先日久々に日曜日の朝からテレビを
見ていたらワンピースが放送
されていました♪
しかも話がめっちゃ進んでいるでは
ありませんか!
私が最後にに見たのはエースが
死ぬところ!白ひげ海賊団が
海軍に乗り込むところが
かっこよすぎましたヾ(@^▽^@)ノ
一番好きなところです♪
しかしあれからどんくらい
話しが進んだのだろうか?
今度単行本をまとめ買いしようと
思いますw

さてそんな私が今回注目するのは
前回に引き続きドラマ「火花」
について♪ピースの又吉さんが
原作のドラマで話題になって
いますね♪前回はキャスト
やあらすじネタバレについて
見ていきましたので今回は
気になる最終回(最終話10)の
ネタバレについて見て行こう
と思います(*^_^*)

【ドラマ基本情報】

タイトル:火花
放送開始日:2017年2月26日(日)スタート
ch:総合(連続10回)
放送日時:毎週日曜 よる11時(45分・最終回のみ50分予定)
原作:又吉直樹「火花」
脚本:加藤正人、高橋美幸、加藤結子
監督:廣木隆一(映画「余命一ヶ月の花嫁」「ヴァイブレータ」など)、
白石和彌(映画「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」など)
沖田修一(映画「南極料理人」「横道世之介」など)
久万真路(映画「白鳥麗子でございます!THE MOVIE」など)
毛利安孝(映画「おのぼり物語」など)
エグゼクティブ・プロデューサー:岡本昭彦、吉崎圭一、David Lee、上木則安
統括プロデューサー:古賀俊輔
制作プロダクション:ザフール/パイプライン
制作:吉本興業
製作:YDクリエイション

売れない若手芸人と天才肌の
先輩芸人との魂の交流の軌跡を描き
芥川賞を受賞した又吉直樹の
ベストセラー小説「火花」
が原作となっています♪
原作が気になる方はこちら( ゚▽゚)/♪

【予告動画】

【キャスト・相関図】

徳永:林遣都(はやしけんと)

主人公の若手お笑い芸人徳永を
演じるのは林遣都。「バッテリー」
「ダイブ!!」、「ラブファイト」などで
主演を飾っている若手俳優で、2008年には
日本アカデミー賞新人俳優賞を
受賞しています♪
徳永は冷静で頭が良いキャラですが
林遣都がお笑い芸人の間やテンポを
上手く演じることができるのか
注目ですよ( ゚▽゚)/
因みに今朝ドラの「べっぴんさん」で
バリバリドラム叩いてます♪
めっちゃかっこいいですよ!

神谷:波岡一喜

先輩芸人、神谷を演じるのは
大阪出身の俳優波岡一喜さん♪
個性が強く世間に受け入れられない
ことを知りながらも自らのスタイルを
貫くお笑い芸人という役柄に挑戦。
「パッチギ!」
「不良少年(ヤンキー)の夢」
「クローズZERO」シリーズなどで
数々の不良を演じてきた波岡さん
ですの子の役はぴったりだと
思いますw
個人的に大好きな俳優さんです(。・ω・)ノ゙

真樹:門脇麦(かどわきむぎ)
NHK連続テレビ小説『まれ』で
圧倒的な存在感を示した門脇麦さんが
神谷の彼女・真樹役を務めました。
(まれの同級生役ですね)
体当たりの演技が出来ることで
評価が高い女優さんです♪
こちらも注目です( ゚▽゚)/
山下:好井まさお(井下好井)
徳永とお笑いコンビ、スパークスを
組んでいるが山下。そんな彼を演じるのは
芸人好井まさおです。好井まさおは
お笑いコンビ「井下好井」のボケ担当で
TV番組「人志松本のゾッとする話」に
出演して怖い話を披露したことで
知られていますが怖い話漫談他にも
おしゃれなファッションセンスでも
注目を集める芸人さんです♪

大林:村田秀亮(とろサーモン)
徳永が憧れる芸人・神谷のお笑いコンビ
「あほんだら」の相方、大林和也を
演じるのは人気お笑いコンビ
「とろサーモン」の村田秀亮。
劇中でも神谷をビシッと
突っ込んでいますw
演技力には定評がある芸人さんです。

西田英利香 :菜葉菜(なはな)
小説には存在しない
ドラマのオリジナルキャラクター
が西田英利香です♪
スパークスのマネージメントを
担当するプロダクション日向企画
の社員という役柄です♪

緒方:染谷将太
日向企画でお笑いのマネジメントを
担当する社員の緒方健治役は
映画主演も数多くこなす
人気俳優・染谷将太さんが演じて
います♪

山本彩(やまもと さやか)
徳永がイベントのために訪れた
熱海で働く居酒屋の店員を演じています。
NMB48の人気メンバーですね♪

ゆりえ:高橋メアリージュン
スパークスの突っ込み山下の恋人役
ゆりえとして登場するのが
高橋メアリージュン。
劇中では全て関西弁で喋るので
メアリージュンの関西弁に注目です♪

<他>
 田口トモロヲ
小林薫
温水洋一
美容師あゆみ-
徳永えり
今井華
島袋聖南
松永拓野(まつながたくの)
渡辺大知(わたなべだいち)
山崎ケイ
スクールゾーン
ブー・フブーブ – ラフレクラン
パンサー向井
今田耕司
HG&RG
あべこうじ

【あらすじネタバレ】

では前回の復讐がてら軽く
あらすじネタバレを
みていきましょう( ゚▽゚)/

売れない芸人の徳永(林遣都)は、営業で行った熱海の花火大会で先輩芸人の神谷(波岡一喜)と出会う。誰にもこびないスタイルと天才的なセンスに強く惹かれた徳永は、神谷に弟子入りを懇願する。神谷が伝えた唯一の条件、それは「俺の伝記を作ってほしいねん」という言葉だった。夜ごと酒を酌み交わしつつ、「お笑い」について熱く語り合う徳永と神谷。神谷は自らの笑いの哲学をさらけ出し、徳永はそのすべてを吸収しようとする。馬鹿馬鹿しくも純粋に笑いに向き合う時間を共有する中で、2人の歯車は少しずつ噛み合わなくなっていく。コンビとして少しずつ売れていく徳永と、すべてがうまくいかずもがき苦しむ神谷。ある日神谷は借金を抱えたまま、忽然と姿を消してしまうのだった・・・・・・

【最終回(最終話10話)ネタバレ】


徳永太歩(林 遣都)「スパークス」のボケ担当(左)
山下真人(好井まさお)「スパークス」のツッコミ担当(右)

 

スパークス最後の舞台
「爆笑お笑いLIVE」が始まった。
同じ事務所のプー・フブーブ
後輩芸人たちも出演する。
神谷は、客席の一番後ろで立って見ていた。
最後の舞台がスタートする
「どうもー!」
「どうも!」
「いやー、仰山入っていただいてね、嬉しいっすよねー」
「ありがとうございますー。それではみなさん、いつものいきますよー、スパー……」
「やったことない!やったことない、それ初めてや。ラストでこのイカみたいなん、やたことない」
「あの人ほら、やりたそう……」
「なんで!?即興やで」
「まあまあ、そんなことでございました!今日なんのネタする?」
「ここで言うことちゃうから。袖で言うことやから」
「今まで100個ぐらい漫才作ってきたやん、そん中で、今日なんのネタする?」
「袖、袖なん!?決めていくもんやから」
「最初、コンビニのネタやって、最後、不動産屋のネタの後半やろか?」
「内訳を!?ネタの内訳を今言ってらっしゃる?やめたほうがええで」
「ちょっと時間もろうていい?」
「なんやねん……」
「僕ねえ、世界の常識を覆すような漫才するために、この道に入ったんですよ」
「そうよ」
「でもねえ、僕が覆せたのは、努力は必ず報われるという素敵な言葉だけです」
「いや、あかんがな!めちゃくちゃ寂しいこと言うやんけ」
「考えてしまうよな」
「いや、寂しい、寂しいお前」
「ふー……」
「寂しいわ、お前、変やで」
「なんかさ、感傷に流され過ぎて、思ってることうまく伝えられへんことあるやん」
「まあ、あるな」
「だから考えてみてんけど、あえて、反対のことを言うって宣言したうえで、思ってることと逆のこと全力で言うたら、相手に明確に想い伝わるんちゃうかな思うて……」
「最後の最後まで、なにややこしいこと言うてんの?」
「いや、やってみたらわかる」
「わかる?じゃ、やってみよう」
「いくぞ」
「うん」
「おい山下!」
「なんや」
「お前はほんまに漫才がうまいなあ」
「いや喜びかけたけど。これ逆のこと言うてんにゃろ?」
「一切 噛まへんし、顏も声もいいし、実家も金持ちやし、お前、最高やんお前!?」
「むっちゃ言うやん!」
「天才!天才!……」
「やめろ」
「天才!……」
「やめろ!……めちゃくちゃ言うやん。最後の最後にめっちゃ言うやん」(山下の目に涙と、鼻水が……)
「せやけどなあ、山下!いや、ごめん、山上!」
「山下でいいやろ。下でいいから」
「どんな大天才のお前でも、いくつか大きな欠点があるぞ!」
「ええとこ?ああ、言うてよ」
「部屋汚い」
「しょぼい。しょぼい」
「体かたい」
「いや、柔らかいけども、めっちゃしょぼいやんけ俺」
「小食の遅食いな!」
「いや、大食いで早食いやけど。けっこうおかわりするけど」
「ご飯いっぱい食べるもんな!」
「うん!俺アホみたいやわ。そんなんちゃうから俺」
「あと、犬さわれない!」
「僕、犬さわれるんですよ。いや、ほとんどの人や!大概さわれるわ!」
「犬、めちゃくちゃさわれない!」
「めちゃくちゃさわれるんですよ。いや、ほとんどの人さわれるから!」
「犬、さわらなすぎて、警察を呼ばれたことがない!」
「さわりすぎて警察呼ばれた、そんなことないから」
「犬、めっちゃさわってて……」
「通報してない!?犬さわりすぎる奴、通報してない!?おかしいから。あるやん、俺のいいところあるやん」
「えー、性欲ない」
「変やで。あるやん!俺の、俺のええところ」
「性欲、めちゃくちゃない!」
「性欲め……おい!ちゃうこと言えお前!」
「性欲なさすぎて、警察を呼ばれたことが……」
「性欲シリーズ……」
「なんか、なんかおかしい……」
「通報すな!すぐ通報するやん。変やでお前!あるやろ、なんかほかに俺のええところ!」
「……彼女がブス!」
「彼女がかわい……いや、俺んことちゃうやん。かわいいけど……」
「彼女がお前のためになんもしてくれへん、やさしくない、最低の女!」
「いや……」
「ほんで多分、生まれてくる双子も、ブス!」
「いや、めっちゃかわいいでしょ、多分……」
「あと、相方が素晴らしい才能の持ち主!」
「……なに言うてんのお前」
「そんな素晴らしい才能持って、この天才の相方に、お前はこの10年間、文句ばっかり言うて、ぜんっぜんついてきてくれへんかったな、お前!」
「……なに言うてんのお前」(泣けてしかたない山下)
「そんなお前やから、この10年間、ほんま楽しくなかった!……ほんまに楽しくなかった……」
「……」(涙が出て下を向き、言葉が出ない山下)
「お前と漫才してんのが楽しくなかった……」
「……」
「俺は、世界で一番……不幸じゃお前!」
「……」
「ほんで客ー! お前ら、ほんま賢いな! こんな売れてて将来性のある芸人のライブに、いっさい金も払わんと連日通いやがって。お前らほんま賢いわ! おかげで俺らな、毎日苦痛やったボケー! ボケー!」
「逆のこと言うてますから……」
「僕の夢はね、子どもの頃から、漫才師になることじゃなかったんですよ。絶対に漫才師にならんとこ思うてたんですよ。それがね、この相方と小学校の頃出会うてしまったせいで、僕は漫才師になってもうたんですよ。ほんま最悪ですわ!こいつのせいでね、僕は死んだんです。こいつが、僕を殺したようなもんなですよー!よう人殺し!」
「言いすぎやろお前。言い過ぎやお前……」
「いや、たまにね、僕らのことすっごい褒めてくれる人がいてね、それがほんま嬉しくてね、なんかこう……人生を……肯定してくれてるような、喜び得られるわけですよ。もう、それがほんま嬉しくてね。もう・・嬉しくて嬉しくて……。でもね、そこに水を差すような奴がいるんですわ。それがお前らー!もう嫌いやでお前ら……。大っ嫌い!嫌いじゃ、お前らなんか! お前らは、『スパークスは最低だ、もう見たくもない』とか言うて、僕らの人生否定するわけですわ。もうそれがほんま腹が立ってね……。ほんま腹立って、もう大っ嫌いやねんお前ら!大っ嫌いや!嫌いじゃお前らなんか!嫌い!」
「僕たちスパークスは、今日が漫才をするのが最後ではありません!これからも毎日、皆さんと会えると思うと、嬉しくてたまりません!僕はこの10年を糧に生きていけません!だから、どうか皆さんも、もう適当に死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!……」
「死ね!死ね!死ね!……お前も、死ね!」
「……」
「家族と別々に死ね! 家族みんなで、死ね、不幸になれ! 俺の知ってる人の中で、お前が一番不幸になれ!」
「やかましいわ、お前! やかましいわ、お前。 どんだけ暴言吐くねん。 お前、なんやこの漫才、客泣かしてお前……。相方だいぶ序盤に泣かしてお前……。お前、漫才ってな、笑かすもんやでお前、なんやこの漫才! おかしいやろ、この漫才」
「最後の最後に、常識覆す漫才出来たっちゅうことやんけ」
「いや、やかましいわお前。やかましいわ」
「お前は、なんかないんか!? おい!この最後の漫才を、最後になんか言うことないんかいお前」
「相方、お客さん、僕は、みなさんに、全然感謝してません!」
「お前はほんまに、最低な奴やな」
「いや、逆のこと言うた、逆のこと言うたんや、わかるやろお前。みんなわかってるわ」
「一個だけわかった」
「なにわかってん!?」
「お前ほんまに、漫才が上手いなあ」
「いや、もうええわ。ありがとうございました」

会場の拍手は、いつまでも止まなかった。

 

山下と百合枝が大阪に帰る日。
タクシーに荷物を乗せた2人。

「徳ちゃん、ごめんな」
「なに言うてんの?」
「ありがとう」
「ほな、いくわ」
「徳ちゃん、元気でな」
「うん。じゃあ」

徳永は、タクシーの後を追って走った。
山下も百合枝も、タクシーの中で泣いていた。

笑いでどつきまくったれ!
神谷と歩く徳永。
「お前までやめんの、もったいないで」
「……すいません」
「気持ちは変われへんの?」
「……はい」
「やめてどうすんねん?」
「事務所の社長の紹介で、不動産屋で働くことになりました」
「……そうか……徳永」
「はい」
「俺なあ、芸人には、引退なんてないと思うねん。『もし世界に漫才師が自分だけやったら、こんなにも頑張ったかなあ』思うときあんねん」
「……」
「周りにすごい奴がいっぱいおったから、そいつらがやってないこととか、そいつらの続きとかを、俺たちは考えてこれたわけやろ?ほならもう、共同作業みたいなもんや」
「そん中で、売れる人間と売れへん人間は、明確に分かれてますよ」
「この壮大な大海には、勝ち負けがちゃんとある。だから面白いねん」
「……」
「でもなあ、徳永、淘汰された奴らの存在って、絶対に無駄じゃないねん」
「……」
「一回でも舞台に立った奴は、絶対に必要やってん。これからの全ての漫才に、俺たちは関わってんねん!」
「……」
「徳永は、面白いことを10年間考え続けたわけや。ほんで、ずっと劇場で人を笑わせてきたわけやろ!?」
「……たまに、誰も笑わへん日もありましたけどね」
「ふふっ……あっ、たまにな」
「……」
「でも、ずっと笑わせてきたわけや。それはもう、とてつもない特殊能力を身につけたということやで。ボクサーのパンチと一緒や」
「ボクサーですか……」
「無名でもあいつら簡単に人殺せるやろ!?芸人も一緒や。ただし、芸人のパンチは、殴れば殴るほど人を幸せに出来んねん」
「……」
「だから、事務所やめて他の仕事で飯食うようになっても、笑いでどつきまくったれ! お前みたいなパンチ持ってる奴、どこにもいてへんねんから」
「……ありがとうございます」

2010年。
徳永は不動産屋で働いている。
4万のアパートに客を連れてきた徳永。
客の2人の青年は、芸人を目指していた。
家が決まれば、来春に越してくる予定だ。
「僕ら必ずビッグになります、応援よろしく!」
徳永が喫茶店にくると、大林が待っていた。
「久しぶりやな。ちゃんと働いてんねんな。社会人やな」
「えっ、話ってなんですか?」
「いやー、ちょっと、あいつどこ行ったか知らんかな?」
「あいつて、いつも連れてた犬ですか?」
「犬?」
「あれ!?浴衣着てないし……」
「誰が西郷隆盛やねん」
「下駄も……」
「もうええてそれ、西郷隆盛ちゃうねんもう。そないイジリ方すなお前は……」
「……」
「ちゃうねや。神谷……うそうそうそ!?」
強面の2人の男が近づいてきた。
ガラス板を挟んで横のテーブルに座った。
「まじか横かい、横座る!?」
「なんなんすか?神谷さん!?」
「そうや神谷やんけ。神谷のせいでこんななってんねん。仕事にも来えへんし、連絡もつかへんねや」
「三宿のアパート……」
「おるかいな、そんなところ。とっくに夜逃げしとるわ。あいつ今、1000万ぐらい借金でかなってんねん」
「えー!?」
「もう勘弁してほしいわ。なんかもう、いろんな噂あんねん、マグロ漁船で働かされてるとか、ガテン系のホモビデオ出てるっちゅう噂やでお前」
「……」
「たまらんわこれ。なんで俺、こんな目に遭わなあかんねん。生きてるかどうかわかれへんらしいで。なんか東京湾であいつのサンダル見つかったいうてる、トトロやないねんからな」
「ちょっ、行くわ。これ……」
会計を徳永に頼む。
「ごめんな」
大林が店を出ようとすると、男たちが追いかけていった。

真樹さんの人生は美しい
徳永は会社で、大林からもらった馬券を見ていた。
徳永は車を借りた。
神谷と昔行ったところに行ってみる。
途中、ロクさんがいた。
昔ネタ合わせした公園にもいった。
高円寺駅前には、誰かが弾き語りをしていた。
井之頭公園にも来てみた。
パフォーマーがたくさんいる。
真樹が子どもを連れていた。
徳永は木の陰に隠れる。
真樹は振り返り「あほんだら」とつぶやく。
”あの子は世界で一番幸せになる。誰がなんと言おうと、真樹さんの人生は美しい。僕はとても幸せな気持ちになった”
徳永は、渡辺の店、吉祥寺「武蔵野珈琲店」に来た。
「娘さんに」と、傘をプレゼントした。
飲み屋で飯を食べていると、非通知で電話がかかってきた。
神谷からだった。
「……なにしてんねん……」
待ち合わせの居酒屋に着くと、神谷が待っていた。
「今日な、事務所に謝りに行ってんけどな、もうアカンらしいわ」
「そらそうですよ」
「借金でかなってな、ほんまにどうしようもなくなって、大阪帰って走り回って金作ってんな」
「返せたんですか?」
「結局、自己破産して、危ないとこだけなんぼか返した」
神谷は、おもむろにセーターを脱ぎ、Tシャツになった。
何故か、両胸が巨乳になっていた。
「なんですか、それ?」
「……Fカップです」
徳永はあきれたように吐き捨てる。
「なにしてんねん!?」
「どうせなら大きいほうが面白いと思って、シリコンめっちゃ入れてん」
「……」
「あんな、俺ずっとキャラクターというものを否定してたけどな、それも違うと思って。キャラクターに負けるような面白いことは全然面白いことじゃないねん」
「……無理、無理……だって胸にしか目いかへんもん」
「なんでやねん、面白いやんけ。これで、テレビ出れると思って、へへ」
徳永は泣いていた。
「出れるわけないやろ……、30代のおっさんの巨乳、誰が笑うねん!?」
「……お乳入れたときなあ、自分でもめっちゃ面白くてなあ、一人でずっと笑っててん。でもな、唯一仲良かった社員に会いに行ってな、『これでテレビ出たい』って言ったら、めっちゃ引いててな……」
「……」
「ほんで……ほんで……俺もう、急に怖くなってきて……」
「……なにしてんねん……」

徳永と神谷は泣いた。
「どえらい事してもうたと思って……怖くなって……ほんで……徳永やったら笑ってくれると思って……」
「……笑うか……」
「徳永……どないしよう……。テレビ、無理やんな……」
「神谷さん、あのね、神谷さんはね……なんも悪気ないと思ってます。おっさんが巨乳にしたら面白いっていう……そんぐらいの感覚やったと思うんです。でもね……世の中にはね、性の問題とか社会の中でのジェンダーの問題とかで、悩んでいる人がたくさんいるんですよ。そういう人らが、こういう状態の神谷さん見たらどう思います!?」
「不愉快な気持ちになる……」
「そうですよね。神谷さんに一切そんなつもりなくても……そういう事で悩んでる本人とか、家族とか、友人とか、存在してるんですよ。神谷さんのこと知らない人は、こんな神谷さんを、そういう人らをバカにする変な人やと思うかも知れないんですよ」
「徳永ー!もう言わんといてくれ。俺は、ほんまにあほやー!どないしよう?」
「男が巨乳にしたら面白いって発想と、性別の問題と、全然違うわかってますよ。でも、それは一緒やと思われるんですよ。神谷さんのその行為は、許されへんものになるんです!」
「ううう……すまん……俺な、俺なー!もう何年も、徳永以外の人に面白いって言われてないねん。だからな、そいつらにも面白いて言われたかってん。でも……ああ、でも……そのやり方がわかれへんかってん……ほんで、いつの間にか俺、巨乳になってて、今ではほんまに後悔してる……あああ……ほんま、ごめん!」
「なんでや……なんでやねん……」
店内に、神谷の泣き声だけが響いていた……

熱海にやってきた徳永と神谷。
「徳永、一緒に風呂入られへんくてすまんなあ……て言うか、俺どっちの風呂入ったらええの?」
「男風呂に決まってるでしょ!」
「ええ!?でも……俺入ったらお客さん、パニックになるんちゃうか? 俺、人に迷惑かけるの嫌いやねん」
「人に迷惑かける天才でしょ!」
「あああ……あああ……あああ……」
夜になり、2人は花火を見ていた。
花火でプロポーズしているカップルがいた。
「花火言うんはあれやな、前向きにきっちり生きとる奴らのためにあるもんなんやな」
「……行きましょか?」
「おう……」

昔 寄った居酒屋に来た2人。
神谷が店員に声をかける。
「全然変わってませんね。僕ら、10年前にも来たんです。覚えてはります?」
「ああ、そうですか……観光ですか?」
「土地の神です」
「……」
彼女は無反応だった……
「おかしいなあ、10年前は爆笑やったのになあ」
「そうでしたっけ?」
「そうやったやろが」
「そうしときましょ」
「82番!」
「なんですの?」
「意味なんかあるかい!」
「8と2、8月2日生まれじゃないし」
「おいちょかぶやったら、8と2でブタや」
「最悪ですね」
さっきの店員が話に入る。
「でも、おいちょかぶって、もう1枚引けますよね!?」
「あ、そっか、3枚目も引けんやった」
「はい」
「ブタなら、これ以上悪くならん……。引く一手や」
神谷はハイボールを飲み干した。「お姉さん、おかわり!」
「はい!」
彼女は店主に言った。
「神様にハイボール一つ!」
「はいよ!」
神谷は嬉しかった。
トイレに立った神谷は、素人参加のお笑い大会「優勝賞金10万円 熱海お笑い大会」のポスターを見つけた。
「おい徳永!どえらいこっちゃで!」
「なんすか?」
「明日、大会あるらしいわ」
「あ、ほんまや」
「一緒に出よ!」
「えっ!?」
「はは……一緒に出よ!」

 

夜の商店街を歩く2人。
「ええやろ、俺ら素人みたいなもんやし」
「無理です、締切り過ぎてましたから」
「平気やって。出ようや!」
「無理です」
「わかった。今から俺、ネタ考えるし。なっ!」
「……」
「これは使命なんや、土地の神としての」
「その設定、まだ続いてたんですか?」
「なあ、なっ、頼むわ!お願い!」
「すいません」
「わかった、(胸)さわってええから、ほら!」

旅館に戻ってきた2人。
ここではCDのレンタルが出来る。
神谷の借りたいものは貸し出し中だった。
夕食を食べている2人。
「俺、漫才作るわ」
神谷は焼酎を手に持ち、裸になって、部屋に備え付けの露天風呂に入る。
徳永は、神谷伝記のノートを取り出し、書き始めた。
”神谷の頭上には泰然とした満月がある。その美しさは平凡な奇跡だ。”
神谷は露天風呂に入りながら、自分の豊満な胸をまじまじと見て、声を殺して泣いた。
そして、涙を湯船のお湯で拭いた。
「太鼓の太鼓のお兄さん 太鼓の太鼓のお兄さん 真赤な帽子のお兄さん 龍よ目覚めよ太鼓の音で……」
神谷は、何度もこのフレーズを繰り返す。
だんだんと気持ちが高揚してきた神谷は、徳永に向かって何かを叫んでいたが、サッシの向こうの徳永には声は聞こえなかった。
大きな胸を揺らしながら裸で踊っている神谷を、徳永はじっと見ていた。
”神谷さんはここにいる。存在している。心臓は動いていて、呼吸をしていて、ここにいる。神谷さんは、やかましいほどに全身全霊で生きている。生きている限り、バッドエンドはない。僕たちはまだまだ途中だ。”
2001年の夏から徳永が書きはじめた神谷伝記は、もう10になっていた。

というのが最終回ネタバレに
なります。この主人公の徳永は
ピースの又吉さんみたいな
人物像だろうなとおもってみましたが
見ていると全然違う感じが
しました。
実際に又吉さんは主人公の
徳永は「僕じゃない」と
発言しているそうです。
キャスティングとしては
主人公徳永役にさんでばっちり
だったと思います( ゚▽゚)/
また本当の芸人さんが次々と
脇役で出演してくるところが
楽しかったです♪
原作の小説を読んだ人も読んで
いない人も、きっと楽しめるのが
ドラマ『火花』です( ゚▽゚)/
毎週日曜日夜23時からお見逃しなく!

火花キャスト相関図やあらすじネタバレ!
主演は林遣都で原作はピース又吉!